「競争闘争理論」について、U15のバスケットボール選手向けに行われた講演の内容をジュニアスポーツミーティングにて特別公開されました。
スポーツトレーナー学科 / 鍼灸学科 卒
アジアとヨーロッパ約 15 カ国を回りサッカーを視察
アルゼンチンの監督養成学校に3年間在学、CONMEBOL PRO ライセンス(南米サッカー連盟最高位)を取得
鎌倉インターナショナルFCの監督に就任し、ブランディング責任者を兼任
2024年に監督を退任後、同クラブのCBO及びテクニカル・ダイレクターに就任
初著の『競争闘争理論 サッカーは「競う」べきか「闘う」べきか』はサッカー本大賞2023「大賞」を受賞
スポーツのブランディング/コンサルティング/デザインファームvennn Inc. 設立(2024年2月)
現在はスポーツを軸に多岐に渡る活動を行っている
• バスケは「影響のゲーム」=技術だけではなく、環境・人・空気の中でどうプレーするかが大事
• 競争の視点でトレーニングすると、努力が無駄になる可能性がある
• チームワークも日本的な「和」の型ではなく、「闘争的チーム」の構造を意識する必要がある • 自信は練習ではなく試合の中でのチャレンジと成功から得るもの
• そして、見た目・振る舞い・雰囲気も「影響のゲーム」では勝敗を左右する武器になる
今年度のスポーツ横断 最優秀育成動画コンテストにおける特別賞は、「KUKI GYMRATSの育成プログラム」です。 部活動という活動の価値が高まる素晴らしい取り組みが紹介されています。 地域との連携や様々な活動との交流を通じて、選手たちの教育にとって価値あるものになっています。 事例を通じて、スポーツチームに関わる多くの皆さんにも参考になることがたくさんあると思います。
■ バスケットボール部の成果と背景■
• 高校のバスケットボール部の紹介。埼玉県での大会で強豪校を倒すも、得失点差で関東大会出場を逃す。
• 推薦制度なし。人数は県内でもトップクラス(45名)。
• 競技だけでなく「学び」や「成長」を目的に入部する生徒も多い。
■ 主体的な部活動づくりの思想■
• 生徒が主体的に活動できる環境づくりが大事。
• 地域や大人との関わりを通じて、子どもたちが多様な価値観に触れ、将来へのワクワク感を得られるようにしている。
• 部活動を「社会とつながる場」として設計。
■ 地域・社会との連携事例■
• オンライン講演会:トップアスリートや経営者など多様なゲストと生徒の対話。
• ビジネスアイデア創出(例:海外向けタオルの企画)。
• 政治参加促進プロジェクト(若者の投票率向上策の検討)。
• ボランティア活動(子ども食堂、フードロス対応など)。
• 多様性理解イベント(パラスポーツ体験など)。
■「環境を変える」視点の重要性■
• 障害者支援の「社会モデル」的考え方=“できない人”を変えるのではなく、“環境”を変える。
• この考え方をスポーツや教育にも応用。
■「ごちゃ混ぜバスケ」プロジェクト■
• 健常者、障害者、聴覚障害者などが混ざってバスケを楽しむ。
• ルールも含め、誰でも参加できる環境づくりを目指す。
■進路支援・夢の実現のサポート■
• プロを目指す生徒も在籍し、部活を通じた挑戦と成長が進路につながる事例多数。
• 医師に「右手は使えない」と言われた選手が代表候補に。
• バスケで大学進学(早稲田・立教など)を実現する生徒も登場。
■ 地域プロチームとの連携と地域活性化■
• 地元にプロチームを招致、連携イベントやスクールを実施。
• 国土交通省やシティプロモーションアワードなどで表彰。
■最後のメッセージ■
• 「変わらなくなったら進化が止まる」=常に進化・挑戦し続ける。
• 地域・学校・企業が連携して「人づくり・心づくり・地域づくり」を推進。
• 自分も変化しながら、子どもたちと共に成長する姿勢。
「育成意見交換会」 と題されたこの会は、バスケットボールやサッカー、バレーボール、ラグビー、ハンドボール、テニス、野球といった各種目の育成年代に第一線で関わる専門家が集まって、お互いの種目の取り組みや知見を共有し、種目を超えて学び合う勉強会。
回を重ねるごとに参加者が増え、30名近い参加者が集まる会に成長。
毎回テーマを設定して、そのテーマについて詳しい方が講師となり情報を共有、それについて各種目から自種目における取り組みや課題などをシェアして、アイデアを出し合うような素晴らしい学びの機会となりました。
この「育成意見交換会」での学びを、この閉ざされたグループ内だけに留めておかず、
その想いから立ち上がったのがこのミーティングです。
2022年で設立20周年も迎えました。30周年に向けて多種目の専門家たちと連携し、ジュニアのスポーツ環境をより良くすることにチャレンジするため、本イベントに参画しました。
コンディション管理アプリ「ONE TAP SPORTS」は2013年の利用開始から10年が経ち、その間に多くの選手たちにお使いいただきました。育成年代のより良い環境づくりは重要なテーマ。身を引き締めて本イベントに携わらせていただきます!
本来バスケットボールに特化したカンファレンスの開催を主としていますが、今回エルトラックの鈴木さんにお話をいただき、取り組みに共感してご協力させて頂いています。
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お問合せ内容によっては、返信にお時間を要する場合がありますので、予めご了承ください。